サンカクシャの「タマリバ」は、遊びに来た子ども若者が自由に過ごせる場で、ソーシャルワーカーのスタッフと大学生世代のお兄さん・お姉さんがいて、子ども若者と一緒に遊んだり、勉強したり、ごはんを一緒に食べたりして過ごしています。
◎ たとえば、こんな子ども若者がきています
・小学校の頃から不登校で、外出の機会がなくなっているのがとても心配…。どこか通える場所を探している。
・高校に進学したけれど、なかなか学校に馴染めない。授業も難しいし、友達もできないし、なんだか高校へ行き続ける自信がない。
・家以外でも、ホッと安心して過ごせたり、自由にくつろげる場がほしい。
ここ1年はこういった子ども若者と、文京区社会福祉協議会の地域コーディネーターさんや地域団体の方からご紹介を受けて、つながってきました。いきなりタマリバに来られない若者も多いので、家庭訪問や地域団体に訪問させていただくこともあります。
子ども若者と一緒に過ごすうちに、「この人がタマリバにいるなら行ってみようかな」と思うくらい自然に、自ら来たくなるような居場所づくりを心掛けています。
タマリバの運営で何よりも大切にしているのは、スタッフと子ども若者がお互い「素」で楽しめるような関係であること。子ども若者の興味関心に合わせて、勉強を一緒にやったり、トランプをしたり、ゲームをしたり、「楽しい!」と思ってくれるよう関わっています。
一緒に何かすることを通じて、お互いの「素」に気がついて、親近感がわき、「この人になら話してもいいかな」と、信頼関係がうまれたら、と思っています。タマリバでは、家庭や学校の悩みや恋の相談を聞くことも。でも、「相談者」としてではなく、「人」として関わって、スタッフも子ども若者もお互いに楽しい時間を過ごして、「今日も楽しかったね!」と言ってそれぞれの生活に戻っていけるような場でありたいと思います。
このようなタマリバを1年間で築けてこれたのも、文京区社会福祉協議会や地域団体の皆さま、子ども若者のおかげだと思っています。皆さまのご支援でタマリバの家具や調理器具なども充実してきました!!
本当にありがとうございます!
今後、文京区に根をはってサンカクシャらしい支援を続けていきたい、そしてその様子をたくさんご報告していきたいと思いますので、あたたかく見守っていただきつつ、応援していただけたら幸いです!