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活動報告・発行広報物

8・8会報

身近な発達障害を話す会
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会の様子
「身近な発達障害を話す会」
2020年8月8日(土)
14:00~16:00

今回はこんな内容でした報告(/・ω・)/
下記に会の流れをメモ程度にまとめてありますので、少しでもご参考になれば幸いです。

次回の『身近な発達障害を話す会』
8月22日(土)14:00~16:00
https://www.kokuchpro.com/event/81ba921d5d145d71c7c183e3e98cc072/

―8月8日(土)・昼会―――――
当日は気温の高い中、参加者の皆様にはお集まりいただきありがうございました。
主催者・コルトのご挨拶からはじまり、6名の参加者の方々の自己紹介、そして皆様の関心のある話題を中心に雑談をはじめました。

≪雑談≫
―――時間管理について
生活の中で感じる「やりにくさ」は特性によって人様々です。「仕事の締切や集合時間などがギリギリ、時には遅れてしまうことも。対策として、遅れない時間にアラームをかけてリマインドをしたり二重に設定しており、実際に成果を感じている。1つの作業にどれくらいの時間を要するか把握することを難しく感じている」と、時間管理について課題意識のある方がいました。それに対し、「時間に余裕があると寄り道をしてしまったりと注意散漫になることから、あえてギリギリに到着することも対策といえる。間に合っているのだから良しとする」と前向きな意見もありました。カレンダー、スケジュール帳などで全体像を把握し、スマホなどの持ち運べる電子機器で時間管理をするといった、アナログとデジタルの併用は多くの方が実践しているようです。

―――発達障害を受け入れて
当事者家族の方から当事者の方へ「障害を受け入れたのはいつだったか」との問いかけが。「突然診断されても受け入れられないし本人も不安そうである」とのこと。それに対し、「パートナーから指摘を受け、反抗することで1ステップ。納得するまで話し合い、病院へ行く。そして障害と向き合っていくというプロセスをたどった。どれも必要なステップであると思う」「精神疾患はネガティブなイメージがあったが、(本会のような)当事者会で人と関わり、偏見であったと気づきやわらいでいった」「診断を受け、長年自分に対して感じていたものが腑に落ちた。これからどうするかを考え、動き出すことができた」と、それぞれの経験談をお話しいただきました。それぞれのタイミングで「受け入れられたとき、楽になった」という声が多くありました。

―――金銭的問題
生活する上で金銭的問題は避けられません。「仕事をしていて、業務に支障があり評価を下げられてしまった。転職を考えるが動き出すエネルギーがない」「勤続期間で社会的適応能力を図られる。転職を繰り返すとその点でマイナス」と、少しずつ変わってきている社会を感じつつも、まだまだ不利を感じる部分があるとの声がありました。

―――周りの人との関係
大切な家族や友人、職場の人の「理解」について考えました。その人の特性が大きく関わることが前提として話が進み、「家族の理解が得られず、その上罵られることもある。不安に感じる。」という声や「パートナーには深く知ってもらう必要はないと考えている。」との声、「障害を受け入れるきっかけをパートナーが作ってくれた。感謝している」という声もありました。一方、当事者家族の方は「外と関わることにプレッシャーを与えているのかも。」という悩みを打ち明けてくださいました。「当事者家族が『まあいっか』と開き直ることは、相手、そして自分をも守ることのできる術なのでは」と主催者が締めくくりました。

―――雑談の時間が十分にとれましたので、休憩後のテーマトークも参加者全員が多く発言してくださいました。

≪20分テーマトーク≫
①上司や周りの人の意見は得られていますか?
・「論理的理解」と「感情的理解」とは性質が異なる。会社に論理的理解を求めることで会社にとっての損失を減らすこともできる。具体的には、医師による診断書で自分の「できること」「できないこと」を伝えるといった方法がある。
・自分の求める「理解」の範囲を整理・明確化する。大勢の人の理解と一人の人の理解は別で考える。むやみにカミングアウトをしては相手を困惑させてしまうこともある。

②精神を安定させるには?
・自分を客観的にみることを意識する。
・考えすぎない自己努力をする。(なにかに熱中する、なにもしない等)
・不安定になったときは専門化の力にきちんと頼る。(医師の診察、カウンセリング、薬など)また、自分の中のスイッチをみつけておく。(寝る、指パッチン、顔をたたく、家事から離れる、等)

≪前回の未読テーマについての回答≫

『生きづらさの生活の中でどの様に生活していったら…?』
仕事について、オープンで働き、支援者をつけたり職場に合理的配慮をもらう。人に対しては、そもそも、家族であっても自分以外の人間とは、自分と違う考えや行動をする人の方が多いことを理解し受け入れる。ではないか考えています。
現在、発達の診断を下した主治医の勧めもあり認知行動療法を受けてますが、かなり役に立っているかと思います。認知行動療法などの心理療法、いわゆるカウンセリングなどがそうなのですが、生きづらさの吐口として、話しや愚痴を聞いてくれる相手がいることで、生きづらさも少しは軽減されます。(当事者Nさんより)

○今回話せなかった他テーマ
『経済と発達障害の関係』
※話せなかったテーマについてのご意見や見解など御座いましたら匿名で会報などに掲載しますので、8742150@gmail.comへ是非お送りください。未参加の方からのメールもお待ちしております。(〆切:次回の会まで)

≪コルトの個人的な感想≫―――
今回は『他者の理解』についての話が多かったです。『理解』という言葉を改めて考えさせられました。「理解をしてほしい」と思う当事者側も「自分が何を求めていて、どうサポートしてほしいのか」を明確に他者へ伝える事が大切でとても合理的な方法だと思いました。また『理解』には「感情的理解(気持ちが分かったり・受け入れたり)」と「合理的理解(何が苦手でどうサポートすれば良いのか等)」が存在するという意見はとても面白く、家事や仕事上では必ずしも感情的理解は必要ではなく、むしろ合理的理解が最も必要であるのだなと感じました。しかしながら、その後の「精神の安定」という話題の中では、家族の「感情的理解」がなければ不安に繋がり不安や不仲を起こしてしまうのも生きづらさの一つなのだろうなと感じました。逆に、一人でもしっかり自分を理解してくれる人を作ればとても生きやすい環境を作れるのでは…と、私自身の目指すべき立ち位置の一つが見えた気がしました。
前回に引き続き「支援者と当事者の温度差」を今回は『理解』という側面から見れた事はとても新鮮で最も『理解』が必要であろうパートナーとしては大変有意義な時間でした。

≪編集後記≫
私は心の状態を確認するときに文字を書きます。ノートと鉛筆を用意し、自分の手を操り思うような文字を書く。それができないと心が落ち着いていないのだなとわかります。今回の会で「不安定になった自分に気づくこと」も大切なことだと改めて気づかされました。(池ちゃん)

―――問い合わせ―――
身近な発達障害について話す会
代表:コルト(西岡)
8742150@gmail.com(ハナシニイコウ)
090-6987-7345
資料・パンフレット