調査研究者及びケイバーなど洞窟愛好者の皆様へ 感染拡大防止策のお願い
政府は9月30日をもって新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言を全面解除しました。
自粛要請の重要性をご理解いただき、ご協力くださいました皆様に厚く御礼申し上げます。
再び、緊急事態宣言が発出することがないように、
新型コロナワクチン接種や行政の案内を十二分に確認した上で、新型コロナウイルス感染の危機は常に存在することを想定し、洞窟巡検withコロナ。
で活動しましょう。
●洞窟巡検など(アウトドアスポーツ)にも多いに関係するので掲載しました。
[最新情報は以下をご覧下さい]
☆日本山岳会 日本山岳ガイド協会HP
YouTube「これからの山登り」
新型コロナウィルス対策を考えた「これからの新しいスタイル」を今までの基本的な安
全登山に加えて、安心して山を楽しむために山岳ガイドができること、伝えたいことを
動画にしました。
一般登山愛好家、山小屋・ロープウェイなどの山岳関係の施設、アウトドア系のメディ
ア、そして全国の山岳ガイドのために配信します。
☆日本登山医学会
医学的見地からの指針
新型コロナウイルス感染症と登 山に関する、日本登山医学会として正式の
医学的見地からの指針
登山者の方々へ
[新型コロナウイルスの安定性はSARSウイルスと同等
概要:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こすウイルスは、エアロゾル内および物体の表面上で数時間から数日間安定して生存することが、米国国立衛生研究所(NIH)、米国疾病管理予防センター(CDC)、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)、プリンストン大学の研究者らによる新たな研究で示され、The New England Journal of Medicine誌に掲載された。研究者らは、重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2(SARS-CoV-2、新型コロナウイルスの正式名称)が、エアロゾル内で最大3時間、銅の表面で最大4時間、段ボールで最大24時間、プラスチックとステンレスではおよそ2~3日残存することを確認した。この研究結果により、新型コロナウイルス感染症を引き起こすSARS-CoV-2の安定性に関する重要な情報が明らかになり、空気感染、およびウイルスに汚染された物に触れることによる接触感染の可能性が示唆される。
(WHO)は2020年7月9日、新型コロナウイルス感染について新たなガイドラインを示し、空気中を漂う微粒子「エアロゾル」を介した感染に関する報告を一部認めた]
新型コロナウイルスに感染した人は、熱やせきなどの症状が出る前でもほかの人にウイルスを広げてしまうことを裏付ける研究をシンガポールの研究グループが発表した。
また無症状病原体保有者がいることから集会や人混みを避け、人との距離を取る一人一人の取り組みが感染対策として重要。
そして密閉・密集・密接をできる限り避けて、
入洞計画を立てて下さい。
また、季節や地震による山容の変化や洞窟へのルートの荒廃など思わぬ危険が潜んでいます。
体調不良や怪我をしますと救助や地元医療機関に多大な迷惑を及ぼす事を想像して自覚ある行動をお願いします。
家を出る前に確認しておく健康状態です。過去2週間以内に感染を疑われるような場所や行動に心当たりがある場合、無症状病原体保有者になる事もあるので洞窟巡検など(アウトドアスポーツ)は避けることが大切です。
密閉・密集・密接からの回避を守り、感染防止策を取って下さい。世界的新型コロナウイルスの蔓延で産業や社会構造の変化により入洞活動においても以下のような「新しい生活様式」の実践例を取り組んで下さい。
○なるべく小人数で洞窟に行く。
○ツナギなど着替えて速やかにフィールドヘ、活動が終了したら速やかに着替える。
○フィールド以外では飛沫感染防止のマスクを着用、うがい、接触感染防止のこまめに手洗い消毒をする(場合によってはフィールドでもマスクを着用)。
○フィールドでもお互いにフィジカル▪ディスタンシング(十二分な距離をとる)。
○山域内での買い物や終了後の呑み会は、地元住民への感染防止の観点から控えて、寄り道せずに真っ直ぐ帰宅する。
など
洞窟を愛する皆様の他者への思いやり、そして何よりご自身の感染防御に専心され、未曾有の危機状況である今を乗り越え洞窟関係者が一丸となって、新型コロナウィルス感染症に打ち勝ちましょう。引き続き皆様のご理解とご協力を願いいたします。
NPO 法人 火山洞窟学会