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Watch!地域活動(記事)

続編「地域と防災とボランティア」

2017年08月24日 掲載

首都直下型地震が近い将来起きる可能性が高いと言われています。

地域の中でどのような準備をし、取り組んでいくのかを表町町会に取材してきました !平成29年8月発行の「ぼらんてぃあニュース」特集の表町町会「地域と防災とボランティア」の続編としてニュースには載りきらなかった内容をご紹介します!

(社協)

―町会で作成された「防災マップ」についてお伺いできますか。

(町会)

表町町会では、防災アドバイザーの方などと協力し、「防災マップ」を作成しました。

このマップは、町会内のどこに、防災倉庫や消火器などの防災設備があるかを「可視化」したものです。町会の人たちで、一つ一つの設備を確認しながら作成しました。

完成したマップを町会の掲示板に掲示したり、「うちわ」のデザインにもしました。

「うちわ」にしたことで、多くの人が手に取り、目を通すきっかけになっています。



「防災マップ」

平成27年5月31日現在


(社協)

―避難所運営訓練での取り組みについて教えていただけますか。

(町会)

避難所運営訓練の際に、備蓄品の「見える化」を実施しました。訓練参加者の方たちと備蓄倉庫に入っているものをすべて出し、今後の使い勝手を考えて収納し直しました。災害時に「どこに物があるのかわからない」、「入っている場所はわかるが、取り出せない」では早急な対応はできません。保管場所が、明確かつ取り出しを容易にすることが非常に重要です。本当に大変な作業でしたが、発見や成果の大きな取り組みでした。

また今年の避難所運営訓練では、「排泄物の処理」について取り組みました。これまで備蓄品の見える化や避難場所のバリアフリー確認など様々な取り組みをしてきたことで、段階を経てようやく排泄物の処理について考えることができました。

訓練当日「大人の3日分の排泄物」と同じ重さ(約12キロ)のサンプルを準備しました。3日分だけでもかなりの重さになりますし、場所もとります。実際の災害時に、水が3日以上使えない可能性もあります。その状態が続けば、最悪の場合、道路に汚物が散乱するかもしれません。そこから病気が蔓延することだって考えられます。汚物処理の知識を事前に知っていた場合、対応は大きく変わります。未然に防ぐことができるからこそ、訓練は大事なのだと思います。今回、排泄物の処理について訓練ができたことは大変意味のあることでした。

(社協)

―防災食などの準備に関してはどのような点が大切でしょうか?

(町会)

防災食は、ストックするだけではなく、「消費しながら補充する」ことが大切です。そうすることで期限が切れてしまって、いざという時に食べられないということを防ぐことができます。

また、防災食は工夫することで、災害時に色々な使い方ができます。昨年の夏のラジオ体操で皆勤賞の方には防災食としてツナ缶を配布しました。ツナ缶に穴を開け、ティッシュを入れ、火をつけると、ろうそくのように火がつきます。ランプ代わりになったり、お湯を沸かすときの助けにもなります。実際に、防災訓練の参加者たちと一緒に体験をしました。

 普段から「消費しながら補充する」ことや、工夫、応用できることを知っていることは必要な準備だと思います。


防災食


缶詰を使って火を点す体験の様子


この度「ぼらんてぃあニュース8月号」の表町町会の取材を通して、すべての取り組みが「防災」につながっていることを教えていただきました。「防災マップ」の作成、「健康ウォーキング」、「防災食の消費と補充」など、多くの取り組みを行われていました。災害がいつどこで起こるかわからないからこそ、平時からの準備が大切なのだと実感しました。

表町町会の方々には取材を通して、大変お世話になりました。この度は、本当にありがとうございました。